あちこちの資料や文献でビフィズス菌は乳酸菌の一種である説とビフィズス菌は
他の乳酸菌とは別の菌である説とが存在します。
乳酸菌である事の定義の1つに
「消費したブドウ糖に対して50%以上の乳酸を産生すること。」とあります。
ビフィズス菌は50%以上の乳酸を産生しないためこの定義には当てはまらない
のですが、そもそも乳酸菌という呼び名が正式でなく慣用的な呼び名な上に
以前からビフィズス菌も乳酸菌の1種であると唱えられていたためどちらの説も
混在しているのです。なお、よく”大腸内の善玉菌の99.9%はビフィズス菌で
ある”と言いますが、ビフィズス菌は酸素のほとんどない大腸内でしか生きて
いけませんし小腸内で他の乳酸菌が腸内をきれいにして大腸内でビフィズス菌が
増えやすい環境を作ってくれるので一概にどちらの菌が善玉菌として優れて
いる、とは言えないのです。